選定理由 |
池沼や溜池の埋め立て、改修工事、水質の悪化により生育地が減少している。 |
形態 |
水中に浮遊する沈水性の水生植物。花は淡い黄色。
◎近似種との区別
葉は平面的ではなく立体的に細裂することと、よく結実し果柄は果実側が太くなることでイヌタヌキモ、タヌキモと区別できる。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.309,山城水草誌:110頁,日本水草図鑑:149頁 |
分布 |
本州(関東地方以西)、四国、九州、インド〜東南アジア、オーストラリア。
◎府内の分布区域
中部地域、南部地域。 |
生態的特性 |
日本産タヌキモ類の中では数少ない一年草。自動自家受粉によりよく結実する。 |
生育地の現状 |
かつて多産した巨椋池からは干拓により絶滅した。南部地域ではほぼ絶滅状態と思われる。 |
生存に関する脅威 |
池沼・溜池の埋め立て、改修工事、水質の悪化 |