選定理由 |
南部地域で採集された標本があるが近年あまり見られない。 |
形態 |
山地の木陰にはえる寄生植物。茎は葉緑素をもたず、葉は退化して鱗片状になり、高さ5〜10cm。汚白色。6〜7月に多数の花が茎上に頭状に集まって咲き、芳香を放つ。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.317,日本の野生植物III:135頁,改訂近畿地方の保護上重要な植物:No.1086,鞍馬・貴船の植物図譜:44頁 |
分布 |
北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸(東北部〜沿海州)、サハリン(樺太)。
◎府内の分布区域
南部地域。 |
生態的特性 |
ヤハズハンノキ、タマアジサイ、ムラサキシキブ、ミカエリソウなどに寄生する。 |
特記事項 |
林床の土ぎわにはえるので、気づかれることが少ない。 |