選定理由 |
京都府内では北部地域の日当りのよい山地に生育するが生育地が限定されている。 |
形態 |
落葉低木で高さ1m位。若枝は赤褐色だが古くなると暗褐色となる。葉は披針形から卵形で、縁に二重の鋸歯がある。花は枝先に複散房花序につく。紅色から淡紅色の花をつける。
◎参照 原色日本植物図鑑木本II:No.553,日本の野生植物木本I:183頁 |
分布 |
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸の山地、と広く分布するが地域によって変異がある。
◎府内の分布区域
北部地域。 |
必要な保全対策 |
樹木の茂りにくい山地岩場などにも遺存植物が多いので開発には配慮が必要である。 |
特記事項 |
変異が多く隔離分布して遺存しているため多形で多くの変種や品種が記載されている。庭木
としてもよく植栽されている。
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