選定理由 |
日当たりのよい山の乾燥草原にはえる多年草で生育地が限られ、個体数も極めて少ない。 |
形態 |
茎は高さ10〜30cmで、翼はない。葉は長い柄があり(上部の葉にはない)、長三角形で長さ6〜11cm、下面は綿毛があって白色。茎は上部で分枝し、8〜9月に頭花をつける。総苞は長さ13〜16mm、多少くも毛があって普通紫色を帯びる。
◎参照 原色日本植物図鑑I:No.48,本の野生植物III:222頁 |
分布 |
本州(愛知県以西)、四国、九州、朝鮮半島。
◎府内の分布区域
北部地域、南部地域。 |
生存に関する脅威 |
遷移の進行、草地開発。 |
必要な保全対策 |
目立たないため知らぬ間に森林開発や草地開発が行われていることがある。開発に先立って当該地域の詳細な生物調査が必要である。 |