種子植物種子植物 キク科
ホクチアザミ
Saussurea gracilis Maxim.
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
| 選定理由 | 日当りのよい山の乾燥草原にはえる多年草で生育地が限られ、個体数もきわめて少ない。 |
|---|---|
| 形態 | 茎は高さ10～30cmで、翼はない。葉は長い柄があり（上部の葉にはない）、長三角形で長さ6～11cm、下面は綿毛があって白色。茎は上部で分枝し、8～9月に頭花を付ける。総苞は長さ13～16mm、多少くも毛があって普通紫色を帯びる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）222、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）25 |
| 分布 | 本州（愛知県以西）、四国、九州、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、京都市域。 |
| 生存に対する脅威 | 遷移の進行、草地開発。 |
| 必要な保全対策 | 目立たないため知らぬ間に森林開発や草地開発が行なわれていることがある。開発に先立って当該地域の詳細な生物調査が必要である。 |
| 特記事項 | ホクチとは「火口」の意味で、「北地」ではない。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸
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