選定理由 |
府内では南部地域の一部にわずかに自生が残っているだけである。 |
形態 |
根生葉は長柄があり羽状となる。花茎は高さ40cm位になり上部に2〜3枚の茎葉がつく。花は黄色、花弁は4枚、大きくて美しく、ヤマブキに似る。葉の切れ込みには変異が多く、細く切れ込んだものをセリバヤマブキソウという。
◎参照 原色日本植物図鑑草本II:No.399,日本の野生植物II:123頁,京都植物22(3):48頁,京都西山周辺の植物目録:図版3 |
分布 |
本州、四国、九州、中国大陸。
◎府内の分布区域
南部地域(貴船付近では絶滅したと思われる)。 |
生態的特性 |
石灰岩地や緑色岩地のように、水捌けのよい落葉樹林の林床にはえる。 |
生存に関する脅威 |
園芸目的の採取。 |
特記事項 |
中国と共通に分布していた冷温帯生落葉樹林にはえる、遺存種と考えられる。府内では既に絶滅したと思われたが、近年新たに野生が見つかった。 |