選定理由 |
府内で唯1ヶ所今回の調査で生育地が見つかった(村田・津軽,1998)だけである。 |
形態 |
茎は高さ1m位、葉は3〜4回3出羽状複葉。果実は5〜6個ついて先が尖らない。
◎近似種との区別
カラマツソウに似て、果実は数が少なく、先が尖らない。
◎参照 原色日本植物図鑑草本II:238頁,京都植物24(2):10頁 |
分布 |
本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸(東北部)、シベリア。
◎府内の分布区域
北部地域。
◎特記事項
大陸に広く分布し、大陸系の冷温帯生遺存種と考えられる。カラマツソウ(日本固有種)との系統関係を考えると注目すべき植物である。 |
生存に関する脅威 |
道路路肩の補修または改修工事、草刈りの時期。 |
必要な保全対策 |
採集される心配が無い植物なので、学術上大切な植物であることを住民によく知らせる。 |