種子植物
種子植物 キンポウゲ科
種子植物 キンポウゲ科
マンセンカラマツ
Thalictrum aquilegiifolium L. var. sibiricum Regel et Tiling
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内でただ1か所生育地が見つかった(村田、津軽 1998)だけである。 |
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形態 | 草原などに見られる多年草。茎は高さ1mくらい、葉は3~4回3出羽状複葉。果実は5~6個付いて、先が尖らない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)85、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)238、京都植物24(2):10 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、シベリア。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 道路路肩の補修または改修工事、種子完熟まえの草刈り。 |
必要な保全対策 | 採集される心配が無い植物なので、学術上大切な植物であることを住民によく知らせる。 |
特記事項 | カラマツソウに似て、果実は数が少なく、先が尖らない。大陸に広く分布し、大陸系の冷温帯生遺存種と考えられる。カラマツソウ(日本固有種)との系統関係を考えると注目すべき植物である。 |
執筆者 西沢信一