選定理由 |
天然分布域が限られ、在来魚では数少ない魚食性の魚であり、近年は減少している点で注目される。 |
形態 |
体長20cm程度に達する。体は細長く側扁し、大きな「へ」の字形をした口器が特徴である。 |
分布 |
琵琶湖・淀川水系と福井県三方湖に天然分布するが、移殖により各地で記録されている。
◎府内の分布区域
宇治川、木津川に分布する。 |
生態的特性 |
日本産コイ科魚類の中では数少ない魚食性の魚であり、体長18cm以上の成魚ではほぼ魚類専食となる。 |
現状・脅威・保全 |
時折、他の魚種に混じって混獲されるが、全体的な個体数は多くなく、特に大型の成魚は最近みられなくなっている。府内の分布の実体は明らかではないが、最大の個体群と思われる宇治川産ハスにとっては琵琶湖からの放水量が問題となる。本種を対象とした調査を実施し、生態・資源量の把握が急務である。 |
その他 |
日本固有亜種 |