|
項目の解説.....
(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
項目の解説.....
選定理由 |
温帯中心の種類であり、もともと府内では希少なうえに、最近の確認例がない。 |
分布 |
北海道から九州中部以北。北半球の温帯を中心に、中南米にまで知られる。
◎府内の分布区域
中部地域・南部地域(京都市・乙訓地域)。 |
生存に対する脅威 |
森林伐採、空中湿度の低下、園芸採取。 |
必要な保全対策 |
湿度の高い深山の半陰地に育つので、川沿いの自生地を重点的に保存するのが望ましい。人工繁殖は、極めて困難である。 |
形態 |
夏緑性の多年草。胞子をつけていないときには、セリ科の植物のように見える。葉は3出葉的に3〜4回羽状で、胞子嚢は直立の葉状枝につき、全体で円穂状になる。
◎近似種との区別
ナガホノナツノハナワラビは、直立する胞子嚢穂が全体で線形になり、葉の切れ込みも浅い。オオハナワラビなどは小型で、冬緑性である。
◎参照 原色日本羊歯植物図鑑;pl.7-43,30頁(1959),京都府草木誌;3頁(1962),しだの図鑑;70,72頁(1986),日本の野生植物 シダ;pl.21-5,69頁(1999) |
|
|