形態 |
多年草だが冬に地上部は枯れる。根茎は長く這う。葉は京都府のものは2回羽状複生で、長さ30cm前後、幅4〜5cmである。葉質は柔らかな草質。葉の両面に先端が丸い小さな毛が散在する。
◎近似種との区別
毛の性質はフモトシダ属やコバノイシカグマ属のものと全く異なり、ニュージーランド産のLeptolepia属とよく似ている。石灰岩地に多く、遺存的なものだろう。
◎参照 原色日本羊歯植物図鑑;Pl.13-77,49頁(1959),京都府草木誌;5頁(1962),しだの図鑑;103,105頁(1986),日本の野生植物 シダ;pl.44-5,101頁(1999) |