選定理由 |
夏鳥として府内に生息して繁殖する。繁殖個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
形態 |
全長オス45cm、メス18cm。オスの尾はとても長い。オスの頭部、胸、脇は紫黒色、背は紫黒褐色で、尾は黒い。メスの尾はオスより短い。 |
分布 |
夏鳥として本州以南に渡来する。冬期はインドシナ半島などへ渡る。府内では繁殖例は少ないものの、南部地域と北部地域から新しい繁殖地が次々と見つかっている。
◎府内の分布区域
全域。 |
生態的特性 |
薄暗く林床の開けた広葉樹林やスギ・ヒノキの植林地を好み、昆虫を空中で捕食する。樹木の枝の分岐部に巣をつくり、一腹3〜5卵を産み、雌雄交代で12〜14日間抱卵する。 |
生息地の現状 |
府内では、よく茂った落葉広葉樹林、老齢のスギ・ヒノキ林に少数が渡来して繁殖する。姿態が美しいため、しばしば写真の対象とされ、マナーの悪いカメラマンに営巣妨害されることがある。 |