鳥類
スズメ目 カササギヒタキ科
スズメ目 カササギヒタキ科
サンコウチョウ
Terpsiphone atrocaudata
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 夏鳥として府内に生息して繁殖する。繁殖個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
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形態 | 全長オス45cm、メス18cm。オスの尾はとても長い。オスの頭部、胸、脇は紫黒色、背は紫黒褐色で、尾は黒い。メスの尾はオスより短い。 |
分布 | 夏鳥として本州以南に渡来する。冬期はインドシナ半島などへ渡る。府内では繁殖例は少ないものの、南部地域と北部地域から新しい繁殖地が次々と見つかっている。 ◎府内の分布区域 全域。 |
生態的特性 | 薄暗く林床の開けた広葉樹林やスギ・ヒノキの植林地を好み、昆虫を空中で捕食する。樹木の枝の分岐部に巣をつくり、一腹3~5卵を産み、雌雄交代で12~14日間抱卵する。 |
生息地の現状 | 府内では、よく茂った落葉広葉樹林、老齢のスギ・ヒノキ林に少数が渡来して繁殖する。 |
生存に対する脅威 | 姿態が美しいため、しばしば写真の対象とされ、マナーの悪いカメラマンに営巣妨害されることがある。 |
必要な保全対策 | 営巣地の厳重な保護が必要である。 |
文献 日高(監)(1997)、京都府(1993)、真木、大西(2000)、高野(1982)
執筆者 須川恒、和田岳