選定理由 |
春秋の渡りの時期に旅鳥として府内に滞在する。滞在する個体数は少ないが、近年減少はしていない。 |
形態 |
全長24cm。オスは全身がほぼ黒く、眉斑が白、下腹には白い横斑、嘴は黒く、足は橙黄色。メスは上面オリーブ褐色で淡い眉斑がある。 |
分布 |
本州中部以北に夏鳥として渡来し、山地帯から亜高山帯で繁殖する。府内では渡りの時期に通過する旅鳥であるが、夏期の観察も稀にある。
◎府内の分布区域
全域。 |
生態的特性 |
昆虫、ミミズ、果実を採食する。樹木の分岐部などに枯れ枝やコケで巣をつくり、一腹3〜5卵を産む。 |
生息地の現状 |
渡りの時期に各地の山林に出現する。一部の山林では越夏しているという情報があるので、府内で繁殖している可能性もある。越夏情報がある地域において、営巣していないかどうかを調査する必要がある。 |