選定理由 |
府内特定地域で著しく減少している個体群を含む。限定された環境を生息場所としているため、環境変化に弱く減少傾向にある。環境指標性が高い。 |
形態 |
全長はオス118mm、メス129mm程度。背面は紫褐色で黄点の散在する個体が多い。幼生は黒褐色の斑紋と、指端に黒い爪をもつ個体が多い。卵嚢はバナナ形で光沢がある。 |
分布 |
本州中部以西に分布。
◎府内の分布区域
北〜南部地域。 |
生態的特性 |
山地の林床に生息し、2〜4月に、渓流の源流部で繁殖する。 |
生息地の現状・脅威 |
京都市山科区では生息地が大規模開発され、北山では、渇水により減少している。 |
必要な保全対策 |
森林伐採、林道建設、堰堤建設などの際に水環境(渓流)と周辺の陸環境(森林)の一括保全が重要である。 |
その他 |
日本固有種 |