レッドデータブックとは
レッドデータブックってなに?
生き物を絶滅(まったくすがたを消してしまうこと)させないためには、どんな生き物が、なぜ絶滅しそうなのかを知ることが大切です。
「レッドデータブック」とは、すでに絶滅したり近いうちに絶滅しそうな生き物の種類やその原因などをとりまとめた本です。世界ではじめてつくられたときに、もっとも絶滅のきけんがある生き物の説明が、きけんをしめす赤色の用紙に印刷されていたことから、レッド(英語で赤い)データ(資料)ブック(本)とよばれるようになりました。
世界のレッドデータブック
はじめてレッドデータブックがつくられたのは、世界的な自然保護団体である「国際自然保護連合(IUCN)」が1966年にまとめた世界のほ乳類のレッドリストです。
2015年版の世界のレッドリストでは、世界で絶滅が心配されている生き物は、パンダやトラ、ゾウなどの動物が11,877種、植物10,907種の計22,784種となっています。このデータは、世界の生き物を守るためのいろいろな取組に役立てられています。
IUCNレッドリスト
http://www.iucn.jp/species/redlist.html
この結果はワシントン条約の種の選定や生物多様性条約の保護方針などにも深く関わっています。
国際自然保護連合(IUCN)子供版
http://www.iucn.jp/kids/
日本のレッドデータブック
日本のレッドデータブックは、環境省がつくっています。レッドデータブックでは、絶滅のきけんの大きさでランクづけをしますが、これを「カテゴリー」と呼びます。日本のレッドデータブックのカテゴリーは次のようになっています。
環境省のレッドデータブック
http://www.biodic.go.jp/rdb/rdb_f.html