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分類 | 海岸地形 |
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細分 | 海食崖 |
地域 | 京丹後市丹後町袖志 |
選定理由 | 多数存在するが典型的な形態を示し、保存が望ましい地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。 |
概要 | 丹後半島の先端につき出した近畿地方北端の岬。岬の周囲には、安山岩からなる柱状節理の発達する海食崖が見られる。この岩石は中新世後期の経ヶ岬角閃石安山岩で、急斜面を形成している。『宮津府志』によれば、柱状節理からなる海食崖が経巻を立てたように見えることから経ヶ岬の名前がついたとされる。 海岸には波食台が発達し、節理に支配されたベンチも見られる。かつては、盛んに採石されていた。標高144mの位置に、1898(明治31)年に開設された経ヶ岬灯台がある。以前は、交通の不便なところであったが丹後半島一周道路の開通以後、観光客も増えている。駐車場から、経ヶ岬を回る遊歩道が整備されている。 |
関連法令 | 自然公園法(丹後天橋立大江山国定公園) |
執筆者 山脇正資
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