種子植物
種子植物 カヤツリグサ科
種子植物 カヤツリグサ科
ヌカスゲ
Carex mitrata Franch.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 過去現在を通じて標本の採集例が少なく、近年では宇治田原町で見かけただけである。 |
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形態 | 明るい林内や林縁に見られる多年草。根茎は短く、大きく叢生する。葉は幅1.5~2mm。苞は短い鞘があり、葉身は短い。小穂は頂部に3~4個付く。果期は早く、3~5月。果胞は長さ約2.5mm、細く、ほとんど無毛、嘴は短く、先がやや曲がり、口部は平切形。鱗片は果胞より短く、芒が短い。果実は3稜形、頂部に付属体がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)160、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)274、日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)354-355 |
分布 | 千島列島南部、北海道、本州、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域(綴喜地区、相楽地区)。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、林道の拡幅や新設。 |
必要な保全対策 | 見かけが目立たないため、稀少種と気づかれぬまま諸開発の犠牲となりやすい。工事に先立つ詳細な生物調査が必要である。そのうえで諸開発の適否を判断すべきである。 |
執筆者 津軽俊介、光田重幸