種子植物
種子植物 カヤツリグサ科
種子植物 カヤツリグサ科
ホシナシゴウソ
Carex maximowiczii Miq. var. levisaccus Ohwi, Carex pruinosa Boott subsp. levisaccus (Ohwi) T. Koyama
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | かつては府内各地の湿地にあったものが、近年激減し、見かけることがまれとなった。 |
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形態 | 溜池周辺や湿地、河川敷などの明るく湿った場所に生育する多年草。根茎は短く、叢生する。基部の鞘は葉身を欠き、淡褐色で柔らかく、糸網は生じない。ゴウソにくらべて少し大型で、果胞表面には乳頭状突起がない。 ◎参照 平凡社・日本の野生植物・草本1:163、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)300、日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)190-191 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄県。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、山城地域(綴喜地区、相楽地区)。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、林道の拡幅や新設。 |
必要な保全対策 | 見かけが目立たないため、稀少種と気づかれぬまま諸開発の犠牲となりやすい。工事に先立つ詳細な生物調査が必要である。そのうえで諸開発の適否を判断すべきである。 |
その他 | 日本固有変種 |
執筆者 津軽俊介、光田重幸