種子植物
種子植物 ムクロジ科
種子植物 ムクロジ科
メグスリノキ(チョウジャノキ)
Acer nikoense Maxim.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内の個体数は少ない。薬用のために採集され、急速に減少している。 |
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形態 | 山地にはえる落葉高木。葉は3小葉に分かれ、葉柄は2~3cm、小葉は長楕円形、まばらに低い鈍鋸歯がある。花は5月、淡黄色。雌雄異株。分果は長さ4~5cmで、黄褐色の毛が密生する。翼は直角から鈍角に開く。 ◎参照 原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)No. 361、日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)18、改訂近畿地方の保護上重要な植物(関西自然保護機構)No. 2060、京都府草木誌(宗教法人大本)51 |
分布 | 本州(宮城県以南)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域(現状不明)、南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、土地造成、道路工事、薬用採集。 |
必要な保全対策 | 工事にあたっては、事前調査を入念にする。薬用採集の自粛。種子からの育成も将来の課題。 |
改訂の理由 | 「選定理由」で挙げたもののほかに、樹木であるため増殖に時間がかかり、早めに保護する必要がある。 |
特記事項 | 紅葉はピンクから赤が混ざり、よく目立つ。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、川辺龍太郎