種子植物
種子植物 イネ科
種子植物 イネ科
ヒゲシバ
Sporobolus japonicus (Steud.) Maxim. ex Rendle
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 過去現在を通じて標本の採集例がきわめて少ない。村田源著『近畿地方植物誌』(2004)185頁に童仙房とあるのが京都府内唯一の文献記録である。なお、大本花明山植物園には亀岡市で採られた標本(1964年)が保管されている。 |
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形態 | 湿地にはえる小さな一年草。稈は高さ5~30cm。全草に微細な腺点がある。稈は多くは直立。葉は狭披針形で長さ2~7cm、幅2~4mm、縁には腺点と基部がふくらんだ長毛がまばらにはえる。円錐花序は線形直立、長さ3~7cm、隙間なく付く小穂のため、見かけは穂状。小穂は1小花、長さ2~2.2mm、赤紫褐色で光沢がある。同属のネズミノオは花序が15~40cmもあり壮大である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)103、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)337、日本イネ科植物図譜(平凡社)496-497 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、山城地域(相楽地区)。 |
生存に対する脅威 | 湿地の開発。農道の新設、溜池の埋め立て。 |
必要な保全対策 | 湿地開発や溜池の埋め立ておよび改修、農道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
執筆者 津軽俊介