種子植物
種子植物 マチン科
種子植物 マチン科
ホウライカズラ
Gardneria nutans Siebold et Zucc.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 生育地が限られ、個体数もきわめて少ない。 |
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形態 | 林内にはえる常緑の蔓性の木本で、茎は緑色で無毛。葉は卵状楕円形で先は鋭く尖り、長さ5~10cmで両面とも無毛、革質で対生。6~7月葉腋に白色の花を下垂し、花冠は基部近くまで5裂し、内面に細毛がある。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)185、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)74 |
分布 | 本州(千葉県以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採 |
必要な保全対策 | 周囲を含めた自然林の保護。 |
特記事項 | 社寺林など自然度の高いよく茂った常緑樹林に、老木にからみついて高くまでのぼっている。竹内敬著『京都府草木誌』66頁にホウライカズラ(貴船口)とあるのは、果実が虫えいでふくらんでいるテイカカズラの誤認である(竹内 1962、村田、津軽 1995b)。 |
執筆者 高木俊夫