種子植物
種子植物 アカバナ科
種子植物 アカバナ科
ウシタキソウ
Circaea cordata Royle
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 本種は全国的には普通種である地域も多いが、府内では1991年に発見されるまで未記録の植物であった。現在のところ府内での自生地は2か所のみで、株数はきわめて少なく、絶滅が危惧される。 |
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形態 | 山の木陰にはえる多年草。茎は高さ40~60cmになり、軟らかい長毛と短毛を密生する。葉は長い柄があり、基部は卵状心形で、両面に毛がある。花期は8~9月。花は白色で花弁は2裂する。果実は球形、径3mm、溝があり硬いかぎ状毛がある。同属のミズタマソウでは葉がほとんど無毛で、基部は心形にならず、果実は広倒卵形であるが、本種では葉に毛が多く、基部は心形、果実は球形である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)268、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)42、京都植物23(2): 5 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、台湾、朝鮮半島、中国大陸、ウスリー、ヒマラヤ。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、土地造成、道路工事などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 森林(スギ植林)の伐採などにともなう林道整備の際には配慮を要する。 |
執筆者 田中徹