種子植物
種子植物 ミソハギ科
種子植物 ミソハギ科
ミズマツバ
Rotala mexicana Cham. et Schltdl., Rotala pusilla Tulasne
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 暖帯から熱帯にかけて広い分布域をもつが、府内の水田では急速に減少し、現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 水田や湿地にはえる小さな一年草。茎の基部は地面を這い、分枝する。葉は3~4個輪生し狭披針形、先は切形でわずかに2裂する。花は淡紅色でごく小さい。花期は8~10月。花弁はなく、萼片は5個ある。果実はほぼ球形で、長さは萼の2倍ほどあり、熟すと3裂する。同属のキカシグサでは葉が対生するが、本種では葉が3~4個輪生する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)261、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)47 |
分布 | 本州中南部、四国、九州、沖縄県、台湾、朝鮮半島、中国大陸、フィリピン、インド、コーカサス、中央アジア、アフリカ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域南部、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 土地造成、除草剤使用、湿地植生の遷移などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 除草剤を使用しない水田環境の維持が保全につながる。 |
特記事項 | 種子が土中に埋もれていることがよくあるので、掘り起こしたのちは発芽していないか注意が必要である。 |
執筆者 田中徹