種子植物
種子植物 ミソハギ科
種子植物 ミソハギ科
エゾミソハギ
Lythrum salicaria L.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 広い分布域をもつが、近畿では自生地が非常に限られており(府内北部地域と兵庫県淡路島のみ)、現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 湿原や海岸の水湿地に群生する多年草。全体に突起状の毛を生ずる。穂状花序は頂生し、多くの花を付ける。花期は7~8月。花弁は6個で紅紫色、雄しべは12個で2輪になり交互に長短がある。同属のミソハギは茎に毛がなく、葉や苞葉の基部は細まって茎を抱かず、萼裂片間の付属片は横向きに開くが、本種は全体に毛が多く、葉や苞葉の基部は円形をなし半ば茎を抱き、萼裂片間の付属片は直立する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)261、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)49 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、ユーラシア、アフリカ、北アメリカ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(情報のみ)。 |
生存に対する脅威 | 丹後地域では海岸の岩場で水の浸み出たところに生育しており、海岸開発、湿地開発、土地造成などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 海岸地形の微妙な改変が水脈などに影響することが考えられるので、配慮を要する。 |
特記事項 | 盆花として水田の隅などに栽培されることがある。販売されているミソハギの多くは、本種とミソハギの交配種のメミソハギである。 |
執筆者 田中徹、光田重幸