種子植物
種子植物 クロタキカズラ科
種子植物 クロタキカズラ科
クロタキカズラ
Hosiea japonica Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 近畿北部以西に分布する日本固有種で、府内の生育地は本種の分布東限に近い。群生することはなく、山中に点在し、個体数が少ないので絶滅が危惧される。 |
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形態 | 山地(しばしば石灰岩地)にはえる蔓性の低木。葉は卵心形でややふぞろいの粗い歯牙があり、質は薄い。花は5月ごろ、雌雄異株に葉腋に付き、少数、総状花序をつくり、細長い柄があって下垂し、淡黄緑色。果実は赤色に熟し、少し平たい楕円形。日本では沖縄県に分布するクサミズキ(別属)を除き、1属1種である。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)47、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)253 |
分布 | 本州(近畿北部以西)、四国、九州北中部。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、土地造成などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 蔓性で他の樹木にからまっているので気づかれずに伐採される可能性があり、注意を要する。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹、赤松富子