種子植物
種子植物 トウダイグサ科
種子植物 トウダイグサ科
タカトウダイ(ハマタカトウダイ)
Euphorbia lasiocaula Boiss., Euphorbia pekinensis auct. non Rupr., Euphorbia pekinensis Rupr. var. japonensis Makino, Euphorbia lasiocaula Boiss. f. maritima (Hurus.) T. Kuros. et H. Ohashi
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 府内では分布域が非常に局所的である。生育に適した立地が少ないためと考えられ、絶滅が危惧される。 |
---|---|
形態 | 丘陵地や山の草地にはえる多年草。葉は長楕円形で、普通縁に細鋸歯がある。輪生葉は互生葉と同形または小さく、総苞葉は菱状卵形。花期は6~7月。花序は茎の上部の葉腋からも出て、杯状花序の腺体は長楕円形、暗褐紫色。果実の表面に小さいいぼ状の突起が密生する。変異が非常に多い。この仲間で果実の表面にいぼ状突起があるのはイワタイゲキ、ノウルシなどに限られ、残りの大多数の種類では果の表面が平滑である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)226、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)80、京都植物24(3):7(写真). |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(海岸の岩場)、中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、土地造成などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 山間や海岸の草地を整備、開発する際には注意を要する。 |
執筆者 田中徹、赤松富子