種子植物
種子植物 マメ科
種子植物 マメ科
クサフジ
Vicia cracca L.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 分布域は非常に広く(北半球温帯~亜寒帯)、全国的に生育するが、府内においてはもともと生育地が少ない。現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 山野の日当りのよい草地や林縁にはえる多年草。葉は18~24小葉からなる羽状複葉で、先端は分枝する巻きひげとなる。托葉は狭卵形。花は青紫色で、総状花序にやや一方に偏って密に付く。花期は5~9月。同属の帰化種(ナヨクサフジなど)は一~二年草で、旗弁の爪部は舷部のほぼ2倍の長さがあり、花弁が萼筒に対してT字形に付くのに対して、本種は多年草で、旗弁の舷部と爪部がほぼ同長で、花柄は萼筒の後端に続きT字形にならない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)197、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)108 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、沖縄県、台湾、中国大陸、アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部、北アメリカ。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域(詳細不明)、南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、土地造成、道路工事などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 林道の整備、拡張工事などの際には注意を要する。 |
執筆者 田中徹