種子植物
種子植物 マメ科
種子植物 マメ科
タヌキマメ
Crotalaria sessiliflora L.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧C |
選定理由 | 暖帯を中心に分布域は広いが、府内では生育地が急速に減少しており、現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 平地や丘陵などの日当りのよい草地や道端にはえる一年草。茎や葉などに褐色の長い毛が多い。花は枝先に総状に付き青紫色である。花期は7~9月。花のあと萼は大きくなり豆果をすっぽり包む。葉は広線形の1小葉からなる点が特徴である(単状複葉)。マメ科で単葉状のものは日本では少ない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)193、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)93、f. 51 |
分布 | 本州(東北南部以西)、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸、東南アジア、インド。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 草地開発、土地造成、管理放棄による植生の遷移などが減少の主要因であるが、一年草であるため年による変動が大きく、種子生産前の草刈りなどによって個体群を維持できなくなり、突然消滅する場合もある。 |
必要な保全対策 | 草地、道端、土手などの草刈り時期、除草剤の散布などには配慮を要する。 |
特記事項 | 大きな草が茂らないような貧栄養地に見られることが多い。 |
執筆者 田中徹、光田重幸