種子植物
種子植物 スイレン科
種子植物 スイレン科
サイコクヒメコウホネ
Nuphar saikokuensis Shiga et Kadono, Nuphar subintegerrimum auct. non Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU)※従来のヒメコウホネとして |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C ※従来のヒメコウホネとして |
選定理由 | 全国的に産地が減少しているが、府内の生育地はもともと限られ、改修工事や水質の悪化で消滅するおそれがある。 |
---|---|
形態 | 広卵形の浮葉をもつ水生植物。水位が低下すれば葉は葉柄が立って、抽水形となる。 |
分布 | 本州西部、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 府内全域(調査不充分、南部に中心)。 |
生存に対する脅威 | 池沼や溜池の埋め立て、改修工事、水質の悪化、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることを周知する。 |
特記事項 | 北部地域では溜池の環境悪化で個体数が減少している(関西の「ヒメコウホネ」は愛知県がタイプ産地であるヒメコウホネとは別種であると判明したため、名称を変更した)。 |
その他 | 日本固有種 ヒメコウホネからの名称変更 |
執筆者 角野康郎、光田重幸