種子植物
種子植物 ヒユ科
種子植物 ヒユ科
ハマアカザ
Atriplex subcordata Kitag., Atriplex gmelinii C. A. Mey. subsp. dilatata (Franch. et Sav.) Kitam.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧C |
選定理由 | 海岸に自生しているが、個体数は多くない。 |
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形態 | 一年生草本で高さ50cmくらいになる。葉は3角状披針形で下部は矛(ホコ)形、肉質で長さ3~8cm、幅2~4cm。花は密集してかたまり、それが穂状に付く。ホソバハマアカザに比し、葉は3角状で幅2~4cm。種子は濃褐色で径3~4mm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)48、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)290、f. 131: 1 |
分布 | 本州、北海道、千島、サハリン(樺太)。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(海岸部)、中丹地域(詳細不明)。 |
生存に対する脅威 | 海水浴場としての砂浜の開発や整備による自然環境の破壊。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることの周知。 |
特記事項 | 現在はヒユ科に含められている。ホソバハマアカザの亜種としてA. gmelini ssp. dilatata (Franch. et Sav.) Kitam. とする意見もあるが、賛同できない。種子島まで分布するとする文献もあるが(例:杉本検索誌)、ホソバハマアカザを誤認している可能性があり、疑問。朝鮮半島には分布している可能性がある。 |
執筆者 西沢信一、光田重幸