種子植物
種子植物 サクライソウ科
種子植物 サクライソウ科
サクライソウ
Petrosavia sakuraii (Makino) J. J. Sm. ex Steenis, Protolirion sakuraii (Makino) Dandy
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 全国的にごくまれな植物で、近畿では京都府のみに記録されている。1954年以来情報がなく、すでに絶滅している可能性もあるが、調査困難な種類であるためこのランクとする。 |
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形態 | 山地の林下にはえる腐生の多年草。高さ7~20cm、淡黄色で茎は細く硬く、下部に多数の鱗片葉が互生する。鱗片葉は広卵形、膜質、長さ2~5mm。花期は7月。花は茎頂の総状花序に付き、径3.5~4mm、花被片は6個。果実は長さ3mm、胞間裂開する。種子は楕円形で長さ0.5mm、縦条がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)23、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)157、f. 109 |
分布 | 本州(岐阜県、長野県、石川県、福井県、京都府)、奄美大島、台湾、中国大陸南部、ベトナム、インドネシア、ミャンマー。 ◎府内の分布記録区域 京都市域北部。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、植生の遷移、株の採集などが減少の主要因である。 |
必要な保全対策 | 小型の腐生植物であるため、森林環境のわずかな変化に影響されることが考えられ、広範囲にわたって生育環境を維持する必要がある。 |
執筆者 田中徹