種子植物
種子植物 ホンゴウソウ科
種子植物 ホンゴウソウ科
ホンゴウソウ
Sciaphila nana Blume, Sciaphila japonica Makino, Andruris japonica (Makino) Giesen
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内では採集記録が非常に少なく、本種の生育地は府歴史的自然環境保全地域となっている。現状では絶滅のおそれが高い。 |
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形態 | 暗い林の下の落葉の間にはえる腐生の多年草。地上茎の高さは3~13cmで、きわめて細い。葉は鱗片状で長さ1.5mm、茎とともに紫褐色をしている。花期は7~10月。総状花序の上部に雄花、下部に雌花を付ける。花被は紫紅色で深く6裂する。果実は集まって径約2mmの球形の集合花となる。雄花に針状の葯隔付属突起がある点でウエマツソウと異なる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)19、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)389 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州、沖縄県。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採が減少の主要因であり、植生の遷移による減少も指摘されている。 |
必要な保全対策 | きわめて小さい腐生植物であるため、森林環境のわずかな変化に影響されることが考えられ、広範囲にわたって生育環境を維持する必要がある。 |
執筆者 田中徹