シダ植物
ウラボシ科
ウラボシ科
ホテイシダ
Lepisorus annuifrons (Makino) Ching
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 自生地が原生林に限定され、園芸用の採集も懸念される。 |
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形態 | 夏緑性の多年草。根茎はやや細く這い、葉を接近して出す。葉は洋紙質で淡緑色、ネクタイ形、下部が最も広い。ソーラスは中間生もしくはやや中肋寄りに付く。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)265、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)157、224 |
分布 | 北海道から九州までの温帯域。朝鮮半島(詳細不明)。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域(北部山地)。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、空中湿度の低下、園芸採集。 |
必要な保全対策 | スギランなどと同様に、大木の樹幹(まれに岩上)に着生する。周辺の環境ごと保存するのが望ましい。生長が遅く、人工繁殖はやや困難と見られる。 |
特記事項 | ミヤマノキシノブに最もよく似るが、ホテイシダは葉が夏緑性であること、葉幅が広いことで区別できる。ノキシノブは葉が革質であり、区別は容易である。 |
執筆者 光田重幸