シダ植物
オシダ科
オシダ科
ヒロハヤブソテツ
Cyrtomium macrophyllum (Makino) Tagawa
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内ではまれ。繁殖力も弱い。 |
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形態 | 常緑の多年草。根茎は短く斜上する。葉は叢生し、葉面はやや黄緑色を帯びる。羽片は3~7対で幅広く、基部上側に耳状の突起はない。包膜は灰白色で全縁。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)164、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)85 & 198 |
分布 | 本州中部以西、四国、九州、中国大陸、ヒマラヤ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、山城地域(北部)。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、河川の増水、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 沢筋の転石地などに見られ、高い湿度と半陰地を好む。森林環境の保全が重要。上流地の伐採によって土砂が堆積し絶滅することもあるので、注意が必要である。 |
特記事項 | ヤマヤブソテツの広葉タイプに似るが、羽片基部上側の耳状突起の有無で区別できる。 |
執筆者 光田重幸