シダ植物
ハナヤスリ科
ハナヤスリ科
アカハナワラビ
Botrychium nipponicum Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 特に減少していることはないが、もともと個体数が少ない。 |
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形態 | 多年草だが、夏に地上部は枯れ、秋にまた出芽する。葉は厚く、3出状に2~3回羽状複生。裂片には鋭鋸歯があるが、全体に丸みを帯びるため、オオハナワラビのような鋭い感じはない。しばしば葉面に白いカスリ状の模様が入る。葉は冬に葉裏まで紅変する。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)67 |
分布 | 本州(東北南部以南)、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、南丹地域、京都市・乙訓地域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 造成工事、森林伐採、園芸採集、シカの食害。 |
必要な保全対策 | まれで貴重な種類であるとの認識が地元関係者にないため、簡単に削りとられたり埋め立てられたりしやすい。土地所有者には通知しておくのが望ましい。 |
特記事項 | 本種はほかのハナワラビ類と雑種をつくりやすく、府内からはオオハナワラビ、フユノハナワラビ、モトマチハナワラビとの間に推定雑種が知られている。 |
執筆者 光田重幸