シダ植物
イワヒバ科
イワヒバ科
イワヒバ
Selaginella tamariscina (P. Beauv.) Spring
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
---|---|
2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 産地が少ないうえに、園芸用の採集があとをたたない。 |
---|---|
形態 | 常緑の多年草。通常急斜面の崖地に着生する。根持体や根が集まってできた仮茎の先端から、多数の葉状の枝を放射状に展開する。真の葉は小さく、鱗状で、二形性。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)51、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)19 & 256 |
分布 | ほぼ日本全土。中国大陸中・北部からインド、セレベスまで。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、遷移の進行。 |
必要な保全対策 | ヒモカズラ類同様、遷移の進行による森林化には注意が必要。園芸の採集圧は高く、産地は公表すべきでない。人工繁殖はやさしいが、生育はきわめて遅い。 |
執筆者 光田重幸