シダ植物
イワデンダ科
イワデンダ科
トゲカラクサイヌワラビ
Athyrium setuligerum Sa. Kurata
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内ではごくまれであり、過去40年間再確認されていない。 |
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形態 | ホソバイヌワラビとカラクサイヌワラビとの中間的な種類であり、両者の雑種のヒサツイヌワラビとは胞子が正常かどうかが決め手である。それに加えて、トゲカラクサイヌワラビでは、小羽片の耳垂が発達すること、葉軸上に無性芽を付けないことも参考になる。カラクサイヌワラビでも小羽軸上に短い刺を付けることはあり、刺の有無は決め手にはならない。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)239、新日本植物誌 シダ(至文堂)302 |
分布 | 本州(暖地)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 森林開発。 |
必要な保全対策 | 府内唯一の産地では、すでに森林伐採により絶滅した。分類的に難しい種であり、再発見が望まれる。湿度の高い森林を維持することが保全には重要である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸