シダ植物
オシダ科
オシダ科
オニイノデ
Polystichum rigens Tagawa
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | もともと稀少であるうえに、府内では40年以上にわたって報告がなかったが、2014年に乙訓地区で再発見された。 |
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形態 | 常緑の多年草。葉は長さ40~60cm、硬い革質、2回羽状深裂~複生。葉柄や中軸の鱗片は狭い卵状三角形のものが混ざり、褐色から黒褐色。小羽片の先端は鋭く、刺状の突起となり触ると痛い。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)170、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)81、249 |
分布 | 本州(茨城県以西)の暖地、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域。石灰岩、緑色岩地で見出されている。 |
生存に対する脅威 | 石灰岩採掘、道路改修、園芸採集、ダム建設。 |
必要な保全対策 | 発見されても、産地を公表しないことが望ましい。人工繁殖自体は比較的容易であるので、将来増殖の取り組みが望まれる。 |
特記事項 | オオキヨズミシダが最も似ているが、葉は少し柔らかく、鱗片は狭い三角形から線形。ヒメカナワラビは全体小型で、鱗片は同様に細く、普通黒色から黒褐色。 |
執筆者 光田重幸