シダ植物
チャセンシダ科
チャセンシダ科
ホウビシダ
Hymenasplenium hondoense (N. Murak. et S.-I. Hatan.) Nakaike, Asplenium hondoense N. Murak. et S.-I. Hatan., Asplenium unilaterale auct. non Lam.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では、57年前の丹後での記録を最後に報告がない。すでに絶滅した可能性もあるが、奥地で不便な所であるため調査が不十分にしか行われていない。2015年版レッドデータブックではこのランクにとどめる。 |
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形態 | 常緑の多年草。湿度の高い森林や川沿いの崖などに群生する。根茎は径約3mmで長く這い、緑色を帯びる。葉はまばらに出て、単羽状、薄い草質。葉柄と中軸は光沢のある紫褐色を帯び、折れやすい。羽片は前側がよく発達し、ソーラスは羽片の辺縁と中肋の中間または辺縁よりに並ぶ。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)151、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)152 & 179 p.p |
分布 | 本州(暖地)、四国、九州、済州島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 河川改修、森林伐採。 |
必要な保全対策 | 日陰と空中湿度の保持が不可欠。人工繁殖は比較的容易。 |
特記事項 | 日本産にはほかにナンゴクホウビシダ、ヤクシマホウビシダなどがあるが、京都府からは未発見。 |
執筆者 光田重幸