シダ植物
サンショウモ科
サンショウモ科
アカウキクサ
Azolla imbricata (Roxb. ex Griff.) Nakai
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 近年全国的に激減し、府内でも過去20年以上確認されていない。 |
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形態 | 浮遊性の水草で、一年草とされることもあるが、わき水地帯では多年草となる。茎は密に分岐し、葉は長さ0.5mmくらい、表面に著しい粒状の突起があり、日向では濃赤色。植物体は全体が三角形で、全長1~1.5cm。根毛は束生状に多生する。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)285、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)172 & 187 |
分布 | 本州(暖地)、四国、九州、沖縄諸島、朝鮮半島南部、中国大陸南部、台湾、インドなど。 ◎府内の分布記録区域 京都市域(絶滅)、山城地域(絶滅に近いが、現状不明)。 |
生存に対する脅威 | 水田への除草剤の使用、水の富栄養化、外来アゾラの繁茂。 |
必要な保全対策 | 上記の原因を排除する。人工栽培や繁殖は、比較的容易。再発見されれば、人工繁殖や系統保存を図る等の対策が望ましい。 |
特記事項 | 掘り起こされた土から休眠胞子が発芽する可能性もあり、かつての生育地では注意が必要である。 |
執筆者 光田重幸