シダ植物
ミズニラ科
ミズニラ科
ミズニラ
Isoetes japonica A. Braun
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | もともと稀少で個体数も少ない。 |
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形態 | 貧栄養の水中や湿った泥にはえる常緑の多年草で、一見するとホシクサ科の植物のような外見である。葉は線状から糸状で、基部のみ広がって、茎を抱く。葉の基部内側に胞子を付け、大胞子(雌性胞子)と小胞子(雄性胞子)の別がある。ミズニラでは小胞子の表面はほぼ平滑、ミズニラモドキでは針状の突起がある。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)56、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)21、219、高宮正之(1999)ミズニラ属の自然誌と分類 植物分類,地理 50: 101~138 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸の一部。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 水の富栄養化、除草剤の使用、用水路のコンクリート化、アメリカザリガニなどの外来生物の食害。 |
必要な保全対策 | 上記の原因を排除する。人工栽培や繁殖は、比較的容易である。 |
執筆者 光田重幸