シダ植物
マツバラン科
マツバラン科
マツバラン
Psilotum nudum (L.) P. Beauv.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内で自生と見られるものは2か所で知られているのみであり、個体数10本前後しかない。 |
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形態 | 常緑の多年草。通常高さ15~25cmくらいだが、府内のものは10cm前後のことが多い。根茎に毛状の仮根があるが、本来の根はない。茎は数回二股状に分岐し、顕著な稜条があって、まばらに鱗状の葉が互生する。胞子嚢は単生し、直下の葉は2裂する。 ◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)41、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)6、250 |
分布 | 本州(暖地)、四国、九州、奄美から沖縄諸島、小笠原諸島、世界の熱帯から亜熱帯地域。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 山林開発、自生地の改変、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 府内では稀少なものであることを周知する。 |
特記事項 | 栽培品から胞子で野外に逸出することがあり、自生かどうか慎重な判断が必要である。 |
執筆者 光田重幸