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平成30年の京都府内における観光入込客数等について、災害等の影響により観光入込客数は前年を下回ったものの、地元市町村と連携した観光振興の取組や交通基盤整備の進捗等により、観光消費額及び外国人宿泊客数が過去最高(注)を更新しました。
(注)京都市の統計手法の変更(平成25年)により、厳密には府内全体の入込客数等を経年で比較することはできないが、参考に各年の数字を単純比較した場合。
北米の有力旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー誌」の読者アンケートで、7年連続ベスト10入りするなど京都の魅力に関する認知度の高まり等により、外国人宿泊客数が増加し過去最高を記録。また、外国人宿泊客数の増加とともに外国人観光客の買物環境向上支援をはじめとした受入環境の整備などの取組を進めたことにより、観光消費額も過去最高。観光入込客数は5,275万人となり、6年連続で5,000万人台を維持している。
「竹の径・かぐやの夕べ」や「大物産展+KARA-1グランプリ」などのイベントのほか、2020年大河ドラマの主人公に明智光秀が決定したことによりガラシャ祭への観光入込客数が好調に推移したものの、サントリー京都ビール工場での改修工事により、地域全体として減少(サントリー京都ビール工場:約16.4%減)。観光入込客数は前年比98.4%となった。
京田辺市におけるJR東海「そうだ、京都行こう。」キャンペーンが奏功したことや、宇治田原町の宗円交遊庵やんたんの新規開設に加え、南山城村の道の駅(約21.1%増)が昨年に引き続き人気を呼んだ一方で、大阪北部地震、7月豪雨、台風20号・21号等によるイベントの中止や観光施設の休業等が相次ぎ、地域全体として減少。観光入込客数は前年比98.7%の微減となった。
グランドオープンした森のステーションかめおかや亀岡祭をはじめとするイベントへの観光入込客数が増加したものの、7月豪雨や台風21号などの影響により亀岡市の保津川下りへの観光入込客数が大幅に減少したほか、国道173号線が通行止めとなったことなどから、地域全体として減少。観光入込客数は前年比95.9%となった。
福知山市では2020年大河ドラマの主人公に明智光秀が決定したことにより、広くメディアへ取り上げられたこともあり、観光消費額は前年比120.2%の増加となった一方、7月豪雨や台風などの災害の影響により、地域全体での観光入込客数は前年比91.9%の減少(舞鶴港とれとれセンター:約21.9%減)となった。
7月豪雨や台風などの災害による宿泊のキャンセルなどの影響が大きかったものの、伊根町では、観光交流施設に食事処が新たにオープンしたことなどにより観光入込客数が増加した。また、「13府県ふっこう周遊割」や「海の京都 ふっこう周遊パス」を実施したことなどにより、地域全体での観光入込客数は前年比98.7%の微減にとどまった。
平成30年(2018)京都府観光入込客調査報告書(PDF:621KB)
表2「地域別、外国人宿泊客数、対前年比較」(PDF:109KB)
表3「府内・府外別、日帰・宿泊別(外国人内訳入り)、宿泊施設別」(PDF:135KB)
表4「府内・府外別、日帰・宿泊別(外国人内訳入り)、対前年比較」(PDF:144KB)
表5「宿泊施設別(外国人内訳入り)、対前年比較」(PDF:165KB)
表6「外国人宿泊客数(国・地域別、宿泊施設別)」(PDF:249KB)
表8「市町村別、目的別(京都市除く)」(PDF:127KB)
表10「観光入込客数及び観光消費額の年次推移」(PDF:132KB)
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