2 ズワイガニ漁業のTAC 日本ではズワイガニは北陸から山陰までの日本海西部海域、富山湾以北の日本海北部海域、オホーツク海および三陸沖の太平洋などで漁獲されています。ズワイガニのTACは図2のように、A〜E区の5海域ごとに決定され、各海域で大臣や関係府県の知事により管理されます。
京都府はA海域に属します。当海域ではズワイガニのABCを計算するために、海域全体に約180点の調査定点を設け、毎年6〜8月頃にトロール網の試験操業が水産庁により行われています(図3)。海洋センターでは府沖合のズワイガニの現存量を推定するために、毎年8〜10月に平安丸による「かご縄」操業を行っています。これらの結果をもとに、A海域のABCが計算され、TACが決定されます。
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