全国的にインフルエンザの定点あたりの報告数は一部の県以外では引き続き減少傾向で、第7週35.44、第8週29.04です。京都府では、京都市内の一部保健所管内では増加が見られたものの京都府全体としては減少し、第7週25.99、第8週20.95でした。
国立感染症情報センターによると検出されるウイルスはA香港型が多いですが、B型の報告が増えてきています。A型インフルエンザウイルスは、ヒトだけではなく鳥や豚にも感染し変異することが多いですが、B型インフルエンザウイルスは主にヒトに感染するため(アシカ類にも感染しますが)、大きな変異をせず流行は局所的にとどまり大流行にはつながりにくいと考えられています。
B型インフルエンザもA型インフルエンザ同様、発熱、筋肉痛、関節痛といった症状が出ますが、B型が軽いというわけではなく、重症化することもありますので同様に注意が必要です。症状のみでA型、B型の区別ができるわけではありませんが、腹痛や嘔吐などの腹部症状や筋炎はB型に多いと言われています。インフルエンザに合併する筋炎は、多くが6〜8歳の男児にみられ、インフルエンザ発症後3〜4日後に、ふくらはぎの痛み、歩行がしにくくなるといった症状で発症しますが1週間以内に改善すると言われています。
今季A型にかかった方でも、B型インフルエンザウイルスに対する抗体ができるわけではりませんので、B型にかかることもあります。引き続き予防対策を行い、気を付けるようにしてください。
(3月5日更新)
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分類 |
報告 |
1類感染症 |
報告がありません |
2類感染症 |
結核が12件報告されました |
3類感染症 |
報告がありません |
4類感染症 |
報告がありません |
5類感染症 |
後天性免疫不全症候群と髄膜炎菌性髄膜炎が各1件報告されました |
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