京都府 > 京都府感染症発生動向調査
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インフルエンザの定点あたりの報告数が増加しています。 第50週には、京都府0.42、全国1.98でしたが、第51週には京都府1.07、全国3.34、第52週には京都府1.79、全国3.75でした。京都府では第51週にインフルエンザ流行入りの指標である定点あたりの報告数1.0を超えており、流行入りしています。 インフルエンザの予防としては、まずワクチンの接種が挙げられます。とくにハイリスク者といわれる高齢者や妊婦、乳幼児、また慢性心疾患や慢性呼吸器疾患、慢性腎疾患、糖尿病などの患者さん、治療上抵抗力が落ちている患者さんでは、肺炎や気管支炎などインフルエンザの合併症が重篤となる危険が高くなるため、積極的なワクチン接種が勧められます。 一方で、インフルエンザワクチンはインフルエンザの発症を完全に抑えてくれるわけではないことや、他の原因による感冒を予防してくれるわけでもないことにも注意が必要です。 したがって、ワクチンを接種していても、疲労をためないようにしたり、外出後などに手洗いを励行するようにすることは大切です。 また感染を広げないためにも咳をするときには、マスクをしたり、しぶきが飛ばないように口を覆ったりするようにしましょう(“咳エチケット”)。なおインフルエンザウイルスは湿気に弱いため、部屋が乾燥しないよう部屋を加湿するのも良いでしょう。
(1月6日更新)
■京都府及び全国での定点当りの報告数が多い上位5疾患
■基幹定点
細菌性髄膜炎が1件、マイコプラズマ肺炎が4件報告されました
■眼科定点
流行性角結膜炎が1件報告されました
■京都府での定点当りの報告数が多い上位5疾患の推移
先週からの推移は次の通りです 第1位疾患は変動はなく「感染性胃腸炎」です。定点当りの報告数は 8.34→8.17 でやや減少。先週4位の「インフルエンザ」が第2位になりました。 1.07→1.79 とやや増加です。 以下、第3位「水痘」 1.67→1.58 、第4位「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」 1.33→0.72 、第5位「手足口病」 0.88→0.68 となっています。
■京都府