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過去5年間(平成31年から令和5年)で、京都府内においては、ツーリング中の二輪車の単独事故は、「25件」発生しています。また、単独事故を起こしたライダーのうち、約57%が「重傷」又は「死亡」しています。
二輪車は、正しく乗れば、便利で魅力的な乗り物です。二輪車でのツーリング時の交通事故を防止するため、以下の点について注意しましょう。
※ ここでのツーリングとは、通行目的が「ドライブ」、「観光」、「娯楽」を指します。
ツーリングに出かけるときは、事前にツーリング計画を立てましょう。ツーリング経路の確認はもちろん、休憩箇所や、予定経路上における危険箇所(山間部でカーブが多い等)も確認し、時間に余裕を持った計画にしましょう。
また、複数台でのツーリングの場合、運転技術の差や、信号の切れ目などにより、仲間とはぐれることが予想されます。あらかじめ次の集合(休憩)場所等を決めておくことで運転に余裕が生まれ、交通事故のリスクを軽減することが出来ます。
乗車前には、車両の点検を行いましょう。毎日乗っている二輪車でも、今日は故障箇所があるかもしれません。車両の隅々まで点検することが難しい場合でも、
:ブレーキ:タイヤ :灯火類 :ガソリン等
については、必ず確認しましょう。
ヘルメットの装着は当然ですが、夏でも長袖・長ズボン、乗車用グローブを着用しましょう。ヘルメットはしっかりとあご紐を締め、万が一の事故に備え、胸部プロテクターを着用しましょう。
走行路線によって交通規制は異なります。見とおしの良い直線道路では、つい速度オーバーになりがちです。しっかりと道路標識を確認し、スピードの出し過ぎには注意しましょう。無理な追い越しや、追い抜きは非常に危険です。交通ルールを守って、スマートにツーリングを楽しみましょう。
山間部の天気は変わりやすく、急な降雨に見舞われることも予想されます。合羽を準備しておくことで急な天候の変化にも対応出来るようにしましょう。また、雨上がりの路面は砂や木の葉で非常に滑りやすくなっていますので注意しましょう。
二輪車は乗車中、全身で風を受け続けるため、自分が感じている以上に体は疲れています。ツーリング中も、こまめに休憩し、疲労による漫然運転を防止しましょう。
また、自宅が近くなり、慣れた道にまで戻ってくると、緊張感が切れてしまい交通事故の可能性が高くなります。自宅にバイクを駐車するまで、緊張感を保ちましょう。
二輪車のツーリング交通事故防止に関する啓発チラシをリンクしています。ご自由に印刷していただけます。ツーリング事故防止にご活用下さい。
落とせスピード!落とすな命(PDF:327KB) |
バイクのすり抜け運転は危険!(PDF:783KB) |
お問い合わせ
京都府警察本部交通企画課
京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3
電話番号:075-451-9111