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速度取締りが必要な理由

スピードを出せば出すほど交通事故が起きたときの被害は大きくなる!

自動車と歩行者が衝突した場合、衝突時の速度が時速30kmを超えると歩行者の致死率が急に上昇し、その後も速度が上がれば上がるほど死亡率は上昇します。

衝突時の走行速度と歩行者が致命傷となる確率

自動車と歩行者が衝突したらどうなる?

30km/hで衝突!

歩行者がボンネットに乗り上げ、フロントガラスに頭部を打ち付けられています。

低速で衝突

↓発生状況は

フロントガラスが破損しています

50km/hで衝突

低速の場合と比べると衝撃によって体が大きく跳ね上げられ、フロントガラスに打ち付けられています。

高速で衝突!

↓破損状況は

ボンネットが大きくへこんでいます

上の衝突時の写真や自動車の破損状態から、高速はもちろん、低速で衝突しても歩行者は大きな損傷を受けることがわかります。

速度取締りは交通事故を減らすために必要!

速度取締りにより死亡事故を14%、負傷事故を6%削減する効果があることが確認されています。

速度抑制による被害の軽減~平成24年の交通事故件数によるシミュレーション~

  • 全国死亡事故件数3,734件のうち、約36%(1,353件)で規制速度を超過
  • 規制速度超過の死亡事故率(4.70%)は、規制速度内(0.40%)の約12倍
  • 規制速度超過がなかったとすれば、1,181件、約3割の事故は死亡事故に至らなかった。

交通事故を起こしたドライバーはスピードを出す傾向に!

交通事故を起こしたドライバーのうち約23%が過去5年間で1回以上速度違反で検挙されています。

速度取締りにより交通事故の防止効果が持続する!

速度取締りの実施場所では走行速度が低下します。その効果は国道等通過交通の多い路線で約1週間、地域住民の利用頻度が高い市町村道で約4週間程度持続することが判明しています。

抜粋:交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する提言
(平成25年12月26日:交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会)

 

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京都府警察本部交通指導課

京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3