ここから本文です。
京都府内では、令和4年以降、実在する企業名を装って「新しくできる高齢者施設の入居権を譲ってほしい。」などと電話をかける架空料金請求詐欺の電話が増えています。詐欺の電話に十分注意してください。
以下は実際にあった電話の一例です。
いわゆる「劇場型」で、まるで演劇のように複数の人物が登場するストーリーが仕立てられており、話が①→②→③と展開します。
①【入居権に関する電話】
犯人 △△ホールディングスの××です。
○○市に新しくできる介護施設の入居権が当選しました。
入居されますか?
(これを受け、「いいえ、結構です。」と応答)
犯人 それでは、他の人に権利を譲ってほしい。
(これを受け、「どうぞ。」と応答)
②【謝礼の電話】
犯人 △△ホールディングスの××です。
権利を譲っていただき、ありがとうございました。
お礼をお送りします。
(これを受け、「必要ありません。」と応答)
③【振込の要求】
犯人 □□損害保険の××です。
金融庁の調査が入っています。
権利を譲ったことは名義貸しで犯罪です。
既にお金を振り込んでいますが、口座が凍結されます。
差し押さえられる前に振込をしてください。
振り込まなければ家族にも迷惑がかかります。
特殊詐欺の犯人が、被害者に振込先を指示する際、ATMコーナーから携帯電話で電話をさせ、通話しながら振込先を指定する場合があります。
取組の詳しい内容はこちら
お問い合わせ
京都府警察本部捜査第四課特殊詐欺対策室
京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3
電話番号:075-451-9111